N700系も実は全面禁煙

最近、出張で東海道新幹線を利用した際、念願のN700系に乗車しました。


車内での無線LANも思いの外快適で、ACコンセントも使えるので
仕事が相当はかどります。

乗車券購入時に、窓口で「N700系で」というお客さんが結構いるそうですが、
鉄道ファンが多いわけではなく、その利便性がゆえにご指名が入ってるんでしょう。


で、このN700系ですが喫煙席がありません。
その代わり、喫煙ルームがデッキに6箇所ほどあります。
昨今の禁煙トレンドの中、航空機やとある新幹線のように車内完全禁煙ではなく、
非喫煙者の"権利"を重視しつつも、喫煙者にも配慮をする姿勢は、
バランスのいい判断だと思います。


ただ、気になった点が一つ。
↓のページ下部にある「ご注意」。

http://n700.jp/diagram/tobacco.html

> N700系車両で運行予定の列車を、事情により別の車両で運行する場合は全車禁煙となります。
> この場合、喫煙スペースはなく、おタバコはお吸いいただけませんのでご了承ください。

喫煙出来ると思ってN700系で予約を入れて、いざ乗り込んでみたら全面禁煙車両で最長6時間禁煙を余儀なく・・・
というのが”アリ”なわけです。
であれば、ハナから「N700系は全車禁煙、喫煙ルームは好意で設置してるんだからアテにしちゃダメよ」と
明確に打ち出すべきでしょう。

使わない人にはどうでもいいことでも、その些細なことが決め手になって購入を決定していること、あると思います。
企業側も、それで対価を得ている以上、そのサービスをしっかり提供する責任があります。


そう考えると、このやり方にどうも違和感を感じざるを得ません。
こと”タバコ”となると、何でも無視してOKみたいな空気がありますが、
そういう問題じゃないと思います。

せっかく喫煙ルームを設置するんだから、こういう点にこそ配慮すべきなのではないかと。
もう一歩、もうひとがんばりが欲しいんだなあ。


以上、オヤジの小言でした。