そのエントリーは、本音 or 広告?

いまや一般的になった、有名ブロガーに自社商品を紹介してもらう広告手法。
米国ではこの広告に対する規制が昨年末からはじまりましたが、
おそらく日本も同様の流れになるのではないかと思います。


参考:Computerworld
FTC、製品レビュー・ブログや有名人の推薦広告に規制を導入
http://www.computerworld.jp/news/trd/164029.html


“個”としてのブロガーの意見が、実は「企業」のアナウンスメントで
あることを隠していることに対しての違和感を持つ人は多いでしょう。
こうした手法が流行りすぎると、“個”のメディアとしてのブログなどが、
メディアとしての価値を自ら毀損する結果になることは間違いありません。


またそもそも、自らの立場やコメントの背景に関して、ユーザが錯誤を起こす
可能性が高ければ、やはりそれはマズイでしょう。
ブログはそのブロガーの考えが記されたものであり、
ブロガー自身以外にメディアの信頼性を担保するものがないんですから。


知り合いに頼まれて、ある商品を通常より5割増しぐらい褒める、
なんてのは、ブロガーも人間だものということで受け入れられますが、
単価が決まった広告メニューとして組織的に販売されるとなると、
やりすぎない配慮が必要ではないでしょうか。


程度の問題、とは言い切れませんが、程度も重要なファクターだと思います。