電車の税法上耐用年数は13年

京浜東北線から209系が引退しました。





“重量・コスト・寿命半分、メンテナンスフリー”というコンセプトが有名な車両。
一部のレールファンからは、安っぽいからすぐ壊れると揶揄もされました。
確かに、2000年代後半の車両故障の多さはゲンナリでしたが・・・


ちなみにコスト半分・寿命半分というのは、安いからすぐおしゃかでええやん的な
考え方と思われがちですが、実際のところは電車の税法上の減価償却期間の間に
大幅な改修の必要がなく、償却後は廃車しても損益に影響がない、という経営的、
会計的な意味合いが強かったことがあまり知られていないのは残念なことです。


そもそも、電車の税法上の耐用年数が13年というのは、
戦前の車両がいまだに地方鉄道で走ってたりする現実を考えると、
何か政策的な意図があっての設定としか思えないですね。


209系自体は引き続き、総武線京葉線内房外房線など千葉方面を中心に
現役で走るそうで、かみさんの実家に行くときに狙って乗ることになるのは
揺るぎない事実。